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歌詞

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あまおと

作詞: dagg2



六月の雨音はなにか もの悲しい
嵯峨野の竹林に 優しい雨音をたてながら
池から引かれた小さな小川 小さな水車がゆっくり廻る
水車小屋の笹の葉 小さな水滴が一粒キラリと輝きながら濡れ落ちた。

七月の雨音は 心強い
渡月橋を渡る風が 雨音をかき消し
嵐山の青もみじが 楓の若芽を大きく叩きながら雨音を響かせる
大地に降り注いだ雨は 大堰川の水かさを増し桂川と名を替える

八月の雨音はなにか おおらか
三千院の苔むした庭園 童地蔵が顔を覗かせ
雨にうたれた子供らが唄う 童歌が聞こえてくる
そんな姿が なぜか微笑ましく愛らしい

九月の雨音はなぜか 心和ませてくれる
平安神宮の四ッの神苑(*1)春には桜 初夏の菖蒲 夏の睡蓮
花を愛でながら 池に降り注ぐ雨音を聴き心和ませる
雨音を聴きながら気ままな散策 九月の風と雨音は妙にマッチする。

十月の雨音はなにか 心強い
絶景かな絶景かな 南禅寺の三門(*2)で
石川五右衛門が 大見得を切る
釜ゆでにされるのを 知ってか知らずか雨の中での高笑い

十一月の雨音はなぜか たのもしい
天龍寺と建仁寺の雲竜と双竜 法堂(*3)より雨を呼ぶ
動けば雷電の如く 発すれば風雨の如し(*4)と
千円札だった博文公も龍となり 天をかける

十二月の雨音はなぜか バーチャル(*5)
ここ一休寺で晩年を過ごされた 一休禅師
雨音を聴き 枯山水に眼をおとしなにを悟ったのか
この端(橋)渡るべからずの立て看板を見て真ん中を渡った一休さん
トンチ同様 禅の道を極めた師を偲ぶ

一月の雨音はなにか すがすがしい
大晦日から元旦に 祇園さんで行われる「をけら参り(*6)」
をけら火を吉兆縄に移し クルクル廻しながら家に持ち帰る
このときだけは 雨よ降らないでと神頼み
この吉兆縄の種火を使って 雑煮を煮たり神棚の灯明を点す

二月の雨音はなにか 恥ずかしそう
雨の寺町に 女の肩を濡らすこぬか雨
上七軒の石畳みと 男の肩を濡らす氷雨
『居酒屋・今』の暖簾をくぐると いつもの顔が
和服姿の女将がつぶやく 寒い雨の晩は熱燗ネ

三月の雨音はなぜか 耳に優しい
知恩院さんの 七不思議
京都三大奇祭の やすらい祭り
京都三大祭りの 葵祭と続き
洛西・洛東・洛中の京都三大門に 小雨がけむる

四月の雨音はなにか はかない
仁和寺の御室桜(*7)が顔を出す
「私しゃお多福御室の桜 鼻(花)は低いが人が好く」と唄われ
いつしか疎水の川に散り 花筏となってまた楽しませてくれる

五月の雨音はなにか おおらか
東山三十六峰 新緑の山々
弁慶が牛若丸に負けて 家来になった五条大橋
今では 牛若丸と弁慶像があり
鯉のぼりと一緒に 旅人を迎えてくれる。





★daggのためになる☆知って得する豆知識★

(*1)神苑(しんえん)
神宮さまの神社の庭園で、南・西・中・東の庭園をさす。
また、東庭園には素敵な池があり、若いカップルの集いの場(いちゃつき場)になってま〜す。

(*2)三門(さんもん)
大きな中央の門と左右の門を、三ッ連ねて三門という。
また禅寺の仏殿前の門をさし、三解脱門(さんげだつもん)すなわち、空門・無相門・無願門をいう。

三解脱門・・煩悩を離れた状態をさす法門のことで、簡単に言うと、全ては空(くう)から始まると言うこと。
(京都検定に出題される難解な問題ですが、私は1度で合格しましたので、念のために記述!)

山門・・・普通の寺院の門を指す(山にあるので山門は違いますから・・)
楼門・・・「ろうもん」といい、金門五三桐(きんもんごさんのきり)の通称。
「さんもん」とも読み、二階造りの門を指し、一階部分に屋根のない一重屋根を言う。

(*3)法堂(はっとう)
住職が説法をするところでもあり、学校にある講堂と同じに考えて可。

(*4)
「動けば雷電の如く、発すれば風雨の如し」
松下村塾(しょうかそんじゅく・松下村の塾ではありませんので・・)の塾生であった伊藤博文が明治維新の時に詠んだもので、石碑にも刻まれている。

(*5)バーチャル
知っていそうで知らない言葉、意味は・・実態と異なることイメージですネ・・

(*6)をけら参り
京都のお正月の風物詩。詩中の事柄が行われ、この先も受け継げられてゆく伝統文化である。

(*7)御室桜(おむろさくら)
仁和寺の桜のことで、御所桜ともいう。

京都検定には必ず出題される↑の事柄でした。

※この歌詞"あまおと"の著作権はdagg2さんに属します。

作詞者 dagg2 さんのコメント

コピラが描くコピメの京の12か月になります。

この歌詞の評価
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素敵 2
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この歌詞へのコメント (4件)

レイラ☆

'15年12月12日 11:25

この歌詞を評価しました:素敵

雨音を12ヶ月歌っているんですね☆
すごいです(*^^*)
一年の月ごとの雨…
心が雅な歌と音楽に包まれます♪
そして豆知識をありがとうございます。
daggさん、博識ですね(^o^)
すごいです♪

dagg2

'15年12月12日 17:31

詩人レイラ☆さんへ

覗いてくれてありがとうね・・
この歌は6月7月8月9月の処までは以前にUPしてあったのを、14年11月に8カ月を付け加えたものになり?。詩人レイラ☆さんは北海道の方なのですね。
私は3年間札幌に赴任してたんですよぉ〜
第62回さっぽろ雪まつりの時、大通り公園のメーン会場の大雪像・国宝本願寺飛雲閣のステージでの開会式&つどーむ会場・すすき野会場の3会場のMCをTV局の方と一緒に持ち回りでしてたのよ・・(どこかに残ってるはず!)1丁目から12丁目にかけてのステージイベント・・「連獅子雪の舞い・yosakoiソーランステージ・ゴスペルライブ・自衛隊の雪祭りコンサート」等々・・
J.com札幌さんの関係で5丁目東のMCも期間中数時間やらされていました。私も札幌に来てから初めての冬、初めての雪祭り・何か少し興奮している自分がいました。
今は生まれ故郷の京都(実家は嵐山・現在の住まいは四条河原町。本当の住まいは東京は杉並区)に戻って、3流半の物書きをしています。
だいたいは紀行文を描いているの・・
レイラ☆さんは木彫り修行中と書き込んでいますが、このお仕事も大変なのでしょうね?
私もまだまだ修行中の身、相通じる処があるかもね・・

これからもよろしくお願いいたします。
本日12日と13日は今年最後の個休になりました。
愛犬mellと、陽がな1日を過ごしていました。

ながながと・・
                          〜dagg

杉菜まゆか

'16年9月29日 08:13

この歌詞を評価しました:素敵

嵐山、知恩院は昔行きました。舞子さんも拝見したことがあります。もう一度体験したいと思っていたところに、京都の風情を感じさせる歌詞に出会えたことが感謝です。

dagg2

'16年9月29日 19:01

杉菜まゆか さま

こんばんわ。
お世話様になっております。

知恩院さん広かったでしょう。知恩院境内の上ノ山・下ノを山廻ると4時間ぐらいはかかり?。
七不思議は観てきましたか?
鴬張りの社殿の廊下・左甚五郎が忘れて行ったと言う忘れ傘・抜け雀・大杓子・後は忘れちゃったけど、知恩院さんで有名なものは『墨』です。この詞は語呂数が多くて、もっとタイトにしなければ詞として通用しません。
でも1度は描いてみたかった詞にしたつもり。
凄〜い知り合いのお姉さんからのダメ出し。雨音だけで12カ月を表したのだけは可。
でもこれはうっとこにとっては第2弾目の詞になりました。

                   〜taste of honey/dagg

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