蝋の溶ける音で目が覚めた
視覚は狂っていない　聴覚も
間違えたなんて一度も思っていない
正しさは毒に成る　毒は正しさである

ぬくぬくと生きて正気ですか？
蝶とは分かり合えない　甘い蜜
吸い込みながら生きていくなんて無い
奪われたら終わりだ　目を覚ませ

燥ぐ声が耳に当たって　鼓膜は破けそうです
まだ知らない場所はきっと　この目に映ることは無い

命だってくれてやるよ　今、賛美歌の音がする
巣食う理由は生きる為じゃない　生きていると思う為
響き渡る重い銃声に　目を背け逃げ惑うなよ
俺はずっとそんな恐怖と　立ち向かうばかりの暮らし

楽しいことも　安らぐことも置いてきた
迷えるのは迷う余裕がある奴だけだ
君には成れそうもない　それでいいよ
幻の明日には　僕等色の虹が架かるかな？


命だってくれてやるよ　今、賛美歌を背に向ける
吐き気を抑えて待っているよ　笑顔なんて気のせいさ
生きることが罪に成るのなら　生きることが罪ならば
生きる理由を分けてあげるよ　守るべき物がある

命だって捨ててやるよ　今、賛美歌が突き抜けて
この場所まで落ちて来いよ　僕のとこまで堕ちて来い
気高い理由が害と成り　害虫と呼ばれた日
なんとなくで失った物は　何処に消えてしまうというの

※この歌詞"害虫"の著作権はさっきーさんに属します。