歌詞
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紅茶と白い部屋
作詞: りゅーか
- カテゴリ:恋
- 投稿日:'16年1月5日 00:02
- 表示回数:496回
- 総合評価:2
- この歌詞へのコメント:4件
白に染まった部屋を彩る花と紅茶葉
慣れない2つのティーカップは戸惑いと幸せ
別れを告げられずに引き延ばした今日は
淡いグレースケールの映画のようなエンディング
初めて見る鍵が張り詰めた意図を切った
遠くへ もっと遠くへ
我儘な恋は置き去りにして
またね きっといつかね
そう言えないのはあなたの優しさのせい
翳りゆく陽を背にして辿り着いたこの場所
いつかと変わらない街並み 色褪せない白い部屋
あのとき目の前で躓いた意志を蹴って
いつしか とっくに冷めた
温かすぎる紅茶の匂い
おかえり おかえり
懐かしい声と見慣れたティーカップ
「変わらないね。」
どうして ねぇどうして
あの日 私を止めなかったの?
遠くへ もっと遠くへ
あなたとなら歩いて行けるわ
「これからも、ずっと一緒だ。」
そんなありきたりなセリフは
要らない 何も無くていい
気の向く儘に 思うが儘に
それでも いつも2人は
心はひとつ 変わらずこの白い部屋で
※この歌詞"紅茶と白い部屋"の著作権はりゅーかさんに属します。
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この歌詞へのコメント (4件)
有沢雪音
タイトルを見ただけでもストーリー性が感じられて、
読んでみたら切なくて胸を掻き立てる様な感覚が…。
ゆったりした曲調で、紅茶と白い部屋がある環境で聴きたくなりました!
作詞者
りゅーか さんのコメント
お久しぶりです、りゅーかなのです。
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都会の喧騒の中。
紅茶が好きな私の、いつも変わらない白い部屋。
私にはまだ故郷にやり残したことがあった。
彼が渡してくれた新しい部屋の鍵を受け取れなくて、
またね、と口にせず故郷に帰った。
部屋は借りたまま3年が過ぎ、
すべてを終えた私は部屋に戻る。
あの頃と変わらない白い部屋、アッサムの香り。
「おかえり。君がいない間のここの管理、どうせやる人いないから僕が住んでた。」
「ねぇ」
「ん?」
「どうしてあの日、私を止めなかったの?」
「あの日って?」
分かっているくせに分かってないフリをする。
そんな彼が、私は好きだった。
「私が此処を離れた日よ。」
「だって君は帰ってくるって分かってたから。」
「それはまた、自信過剰なんじゃない?」
「いや、僕が好かれてるから戻ってくるとは思ってなかったけど、僕が君を好きだから、きっと帰ってくると思ったんだ。」
「何それ?」
「まぁ、そういうこと。」
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まぁ、そういうこと。
じゃぁ、次回作で。