手を繋いだ帰り道　嘘を売る仕事なの
私は分かってて　あの子は分かってない

剥き出しの配線なんて　見たくはないでしょと
あの子も分かってない　私も分かってない

こんな遠くまで来たのにね　まだ血が通っているの
大人になったらなんでも受け入れられると思っていたのに

誰も元に戻れないと歌う人の声にいつも
甘えながらまたあの角を曲がれない
地図にない道を行く人が何時も素晴らしいわけじゃない
私そんなに強くはない　あの子はもっと強くはない


手を離したあの日の事　意味を捨てた人達に
私は憎まれて　あの子も憎まれた

あの日見つけた綻びを　あの日治せたら良かった？
大人になったから目を瞑って光の海泳いでしまっていた

誰も元に戻れないよ　言葉の意味を探す夜は
私だけを照らす灯りを探してしまう
あの子じゃない人の行く道はどれも私が歩いていたい
私そんなに偉くはない　あの子はちょっとは偉いみたい


人が生きる理由なんて　星の数ほどあって
その日拾えたものを　継ぎ接ぎしてるだけ
その色の些細な違いを　受け入れられない日に
継ぎ接ぎの中からそっと　誰かを外すのでしょう

あの子と観ていた夢は　全部叶ってしまったから
あの子と手を繋いでる　意味もなくなってしまったよ
愛すべき日々に雲一つない歌はきっと要らない
愛すべき日々に遠く宙に光る星の意味は知らない


誰も元に戻れないと歌う人の声にいつも
甘えながらまたあの角を曲がれない
地図にない道を行く人が何時も素晴らしいわけじゃない
私そんなに強くはない　あの子はもっと強いのかな？

もう二度と手を繋がない

※この歌詞"Apogee2"の著作権はさっきーさんに属します。