作詞：T.N.T
眼に映る紅い月
風でさえ紅く染まる

我が天下と先急ぐ
兵（つわもの）さえも花と散る

浮世の夢の盃に
何を注ぐ？

荒ぶる風が現在（いま）を教えて
次は我が身と駆り立てる

この世の際の宴には
血桜のみぞ咲き誇る

手に汗握る　刹那へ誘う
またとない時の運命（さだめ）

眼に映る紅い月
闇さえも紅く染めて

我は天下へ先急ぐ
魂さえも風と散る

時代の華の盃に
何を望む?

草木に還る夢の跡（と）に
強者共が群れを成す

一夜の夢の屍が
明日は我が身と急がせる

この世の果ての宴には
漢（おとこ）の華が咲き　消える

彼岸に誘う　奈落へ堕ちる
狼煙（のろし）を上げて

眼に映る紅い月
我が身さえ紅く染めて

夢はこの身を駆け巡る
妖（あやかし）さえも闇と散る

眼に映る紅い月
命さえ赤く染まる

武士（もののふ）さえも夢と散る

この世の華の盃に
何を注ぐ？

永久（とわ）に繋げ
永久（とわ）に捧げ

※この歌詞"KENZIN -MONONOFU SPIRIT-"の著作権はSAIKAKU（西鶴）さんに属します。