『最後の一球』


最終回の　二死満塁　三点のビハインド
額の汗を　ぬぐいながら　ぼくがこの舞台に立つ

夢のような　決勝戦　観衆の目が光る
おそらくこれが ぼく自身の 最後の打席になるだろう

今までしてきた事　間違ってないかな
汗と泥にまみれて　過ぎた青春の日々

白球飛ばして　本気になった　ぼくのストーリー
自分を信じて　悔いだけは　残したくない
この打席に全てを懸けた！



最終回の　二死満塁　三点のビハインド
あっという間に 追い込まれ 必死に粘りフルカウント

夢のような　最終打席　求めていた舞台
おそらくこれが ぼく自身の 最後の一球になるだろう

出逢ってきた仲間　全てを思い返す
涙が出るくらいの　最高の仲間との日々

スタンド目掛けて　このバットを　高らかに掲げ
予告ホームラン　精一杯の　フルスイングで
この一球に全てを懸ける！



観衆が息を呑む　スタンドは静まり返る
投手は深呼吸　振りかぶり　ぼくに
全神経を集中し　最高の一球を



今までしてきた事　全てを信じて
涙が出るくらいの　思いをぶつけてやる



時が止まり･･･観衆の目は二人に釘付けに･･･そして･･･



白球飛ばした　この大空を　切り裂くように
悔いを残さない　精一杯の　フルスイングで

スタンド目掛けて　あの白球が　弧を描き
予告ホームラン　『サヨナラ満塁ホームラン』
この一球が歴史を刻んだ

この一球で全てが終わった･･･



朝の日差しが射した　夢だった･･･
『悔いは残さない』と　本気になれた･･･

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