「よく降りましたね」と流れるテレビ音を合図に
飛び起き、窓開けてみると見渡す限りの雪景色
太陽の日差し遮り 揺らめく曇り空が
なんだか今の僕には少し寂しくみえた

真白い雪が君のとこでもこんな風に積もっているのかな
街に降り注ぐ雪と似たように君への想いを募らすばかり

降り積もってゆく景色を窓辺で一人眺めていたら
君の声が急に聞きたくなって
電話越しに話しかける 「こっちでは雪は降っていないよ」
その言葉が余計に遠く感じさせる　寂しい

僕の心は君の居場所がある分だけ
ポッカリ空いているみたいで 少し笑顔も曇る
街を白く彩る冷えきった空気が
その隙間に吹き込む様で 慌てて窓を閉じた

さっき見ていた雲が何時間後には 君の街に雪降らすのかな
ソファーに座り頭巡らすのは そんな余計な事ばかり

降り積もってゆく景色と同じように僕の心にも
真白な雪を降らして 満たしてほしい
そういや去年もこんな時期に降りだした雪に驚いて
震えながら二人で遊んだ事を覚えてる

降り積もってゆく景色を窓辺で一人眺めていたら
君の声がもう一度聞きたくなって
電話越しに話しかける 「今年も雪で遊びたいね」と
そんな会話が二人を繋いでいるって事が
本当に嬉しい

そんな会話が温かい

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